放射線災害・医科学研究拠点 共同利用・共同研究に採択されました!

 研究テーマ「脱ユビキチン化酵素群によるDNA損傷依存的なプロテアソーム制御機構の解明」が2021年度放射線災害・医科学研究拠点、共同利用・共同研究に採択されました。
 DNA二本鎖切断は細胞内で最も重篤なDNA損傷であり、損傷チェックポイントやDNA修復などのDNA損傷応答機構が機能することで、ゲノムの安定性が維持されています。近年このようなDNA損傷応答にはユビキチン―プロテアソーム経路によるタンパク質分解が重要であることが報告されています。プロテアソームは複数のタンパク質から構成される巨大たなタンパク質分解装置ですが、プロテアソームがDNA損傷時にどのような制御を受けるかはほとんど明らかにされていません。そこで本研究では、DNA損傷時にプロテアソームと結合するタンパク質群を明らかにし、プロテアソームの制御機構を明らかにすることを目的としています。